企業年金と確定拠出年金

これまでの主流だった企業年金と確定拠出年金の相違点を具体的に解説します!
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企業年金と確定拠出年金は一緒?

そもそも年金という仕組みは、3階建ての建物で表現されることが多く、以下のように大別することができます。

 

◆1階
・国民年金(基礎年金):法律上は全国民強制加入、一定の年齢(今後は65歳)になると年70万弱を受け取れる

 

◆2階
・厚生年金:サラリーマンと公務員が加入(該当者は給与天引き)
※以前、公務員が加入していた「共済年金」は厚生年金に一元化された。
・国民年金基金:自営業者などが加入(任意加入)

 

◆3階
@個人型確定拠出年金:自分で掛け金を拠出して自分で運用。元本割れリスクあり。
A企業型確定拠出年金:企業が掛け金を拠出して個人が運用。元本割れリスクあり。
B企業型確定給付年金:企業が掛け金を拠出、個人は運用に関与しない。元本割れリスクなし。
※他に石炭鉱業年金基金、厚生年金基金などもありますが、ここでは省略します。

 

この「3階部分」の年金のうち、AとBが「企業年金」、@とAが「確定拠出年金」です。

 

「企業年金」は、その名の通り企業が導入の可否を決め、企業が掛け金を拠出する年金です。企業年金を導入している企業の職員は原則として全員加入です(ただし職種などに制限を設けている場合があります)。また、AとBのどちらを導入するかも、企業に委ねられています。近年は、会社の責任が軽いAを導入する企業が増えています。

 

「確定拠出年金」は、毎月の拠出額(支払額)が決まっているものの、もらえる年金の額は運用実績によって変化する年金です。この両者の性格を併せ持つのがAです。

 

一方、Bの企業型確定給付年金は、受け取れる年金の額が「現役時代の基本給の●●%を10年間」などとあらかじめ決まっている企業年金です。運用実績が悪かった場合は企業か運用機関が肩代りするので、運用実績の良し悪しにかかわらず一定の年金を受け取ることができます。

 

2017年現在では、転職した場合や企業内で制度改変があった場合などを除き、この@〜Bのうち1種類しか加入することができませんが、2017年からは企業年金(AとB)に加入している人も@を併用することができるようになります(ただし条件あり)。

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